経営の極意~所得税のカラクリ~ 2014年4月19日 4:18 PM
2)元金均等返済で借入をするとどうなるかと言うと、
このような返済方法になります。
借入返済額に対する元金の割合がずっと一定に
なります。申告計算上では経費にできる利息についても
将来に向かって大きく変化することがありません。
その代わり初年度から、借入返済額に対する利息割合が
元利金等返済に比べて少ないので、所得税対策効果は
薄くなります。
ということは、デッドクロスは早くくるということです。ただ、
図でも分かるように、元利金等返済に比べて経年とともに、
大きく利息が減少するということがないので、減価償却費が
少なくなってくる15年以降でも、所得税の負担が大きくなる
ということはありません。