北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

不動産はその建物が竣工したその日から劣化していきます。

もっと言うと、工事中から部分的に徐々に劣化が始まります。

これはどうすることもできません。

だからと言って目を背けていい問題ではありません。

様々なオーナーさまのお話を聞いておりますが、この経年率を

無視しているオーナーさまが中にはいます。自分の不動産は、

あたかも新築であるかのように考えており、それが原因で

空室が長期化している場合もあるのです。

それを私は経年率と呼んでおります。建物を新築して、年数が

経過するとともに、その建物の価値は減少していきます。それは、

建物の躯体や設備はもちろんのこと、間取りや空間なども

経年と共に劣化(ニーズに合わない)していくものです。

例えば、不動産で経年していくものとして次のようなものがあると

考えております。

(経年率がかかるもの)

・躯体(外観・エントランス・共用部など)

・内装

・間取り

・建物の雰囲気(外構なども含む)

・募集条件(家賃・共益費・敷金・礼金など)

・募集方法

などがあると思います。これらが経年と共に劣化し、価値を下げて

いくのです。ということは、これらの項目について、経年に合わせて

対策を講じていけば、安定した賃貸経営を実現することができると

いうことです。