経営の極意~管理のカタチ~ 2014年6月20日 12:04 PM
コミュニティの運営や管理をしていく中で、キーワードになるのが、
「物語を貸す」
ということです。建物や部屋を貸すことともそうですが、その中での
暮らし方やそこで実現できる事柄を貸していくことです。
同じように、建物の共用スペースを活用して“物語”を貸していくことが
選ばれる建物づくり・運営につながってきます。お部屋に関しては、
同じ間取りや一般的な部屋でもこじつけで物語をつくることができます。
内装に関してリノベーションなどをコンセプトつけて行えば、物語を
つくりあげることができます。ただ、そのような投資をしなくても、
表現の仕方一つで、ただの部屋を物語風に紹介することもできます。
今回は、コミュニティということで、共用スペースに物語をつけて紹介
していくことの大切さを伝えていこうと思います。
最近増えてきているのが、「農園(畑)」です。関東の中心などでは、
ビルの屋上を緑化して、区分けした上で、貸しているという実際の
事例もあります。しかも、数十㎡という面積で数万円という賃料で
貸しているのです。
賃貸住宅の入居者だけでなく、世間一般的にプチ農業がブームと
なってきているのです。特に、都心部などではそのようなスペースが
ないので、高い賃料を支払ってでも借りて、農業をしたいというニーズが
あります。
ですので、これから企画する賃貸不動産でも、企画やプランニングの段階
から、このような特別な企画をすることが大切です。
それと、その中でも物語をアピールし、貸していくことです。