経営の極意~管理のカタチ~ 2014年6月16日 12:02 PM
原状回復工事(リフォーム)やリノベーションについても、
経営管理の視点で考える必要があります。単純にリフォーム
と聞くと、
“お金がかかるなぁ”
“出来る限り安く済ませられないかなぁ”
と考えるオーナーさまが多いのではないかと思います。確かに、
出費を要するものですので、コストは極力抑えるべきだと思い
ます。ただ、原状回復工事にしても、工事箇所を減らしたり、
コストを削減するのに、素人のような施工をする、ということを
してしまうと、間違っているということです。これが結構多いのが
現実です。
しかし、経営という観点で考えると、リフォームなどは基本的に
経費として損金計上できます。ということは、所得税を考えると
どうなのか、ということを考えることも大切になる、ということです。
逆に、室内で大規模なリノベーションを工事を行い、投資額の
大半を減価償却として償却し、家賃が大幅にアップしたとすると、
税引き後の収入が減っている、ということも考えられます。
これは、表面的に考えていると見えてきません。単純に、家賃が
大幅にアップして良かった、としかそのときは考えないと思います。
建物の価値はアップしていますし、耐用期間は延びているので、
その点はOKだと思います。あとは、キャッシュフローをきちんと
みていくことが大切になってきます。