北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

賃貸不動産を新築する場合でも、既築物件を購入する

場合でも「原状回復工事費用」を試算しておくことが

大切です。

その際、ポイントとなるのが「平均入居年数」です。

ご所有の賃貸不動産に入居されて、平均して何年後に

退去するか、ということを明確にしておくことが大切です。

これは、正確な数字をとることは難しいですが、最寄の

賃貸仲介会社さまなどにヒアリングすると大まかな内容は

教えてくれます。

また、一般的には単身物件で2~4年、ファミリー物件で4~6年

と言われています。今回の場合は、原状回復工事費の

経費もキャッシュフロー計算の中で考えておきましょう、という

ことですので、リスクを高めにみておく方が良いと思います。

ですので、例えば単身であれば2年とすると、

(全戸数20戸・間取り1K(25㎡))

※原状回復工事費は1室あたり0.5万円/㎡で計算

・1戸あたりの原状回復工事費:12万円

・20室退去した際の合計:240万円

・1ヶ月に割り戻すと(240万円÷2年÷12ヶ月):10万円

となります。

ですので、事業計画書の経費として毎月10万円の出費(積立)を

想定しておくことが必要となるのです。