入居者に長く住んでもらう、満足してもらうことを考える 2013年7月18日 1:05 PM
オーナー様もお気づきのように最近の賃貸マーケットは
需要と供給の逆転現象が起きています。
そのため空室物件が増加し、大阪府でも20%近い空室率となっています。
そこでよく耳にするのが「空室対策」という言葉です。
空室が発生して初めて対策を講じ、一日でも早く入居を入れます。
弊社でも、以前「空室対策」に関するセミナーを開催しました。
しかしこれからは、この空室対策と同じくらい大切になるのが、
今回ご紹介する「テナントリテンション」という考え方です。
昔の賃貸マンション経営は、礼金ビジネスと言って、
退去の度に家賃は上がるは、礼金で100万円収入が入るは、
部屋が少ないからリフォームもそこそこで大丈夫と、
本当にオーナー様にとって魅力的な資産運用でした。
だから、短期間で入居者が入れ替わりする方が、
オーナー様にとってメリットが大きかったと言えます。
しかし、今は、退去が出て次の入居者を入れるためには
家賃を下げないといけない、礼金など頭金がなかなか取れない、
一度退去したら少しの汚れでもリフォームにお金をかけて
キレイな状態にしないと入らない。このように、
入居者が入れ替わること自体が「リスク」でしかありません。
そのような状況の中で、空室が出るのをビクビクしながら待ち、
空室が出たら空室対策をああでもない、こうでもないと考えるような
経営をしていて良いのでしょうか。
そこで、これからの賃貸経営で大切になるのが、「テナントリテンション = 長期入居」です。
次回、このテナントリテンションについて詳しくお話します。