賃貸マンションの入居者と良い関係を作る方法 2016年10月28日 5:19 PM
おはようございます!
サムズアップの小西です。
入居者様に長く住んでもらうためのポイントをお伝えさせて頂きましたが、やるべきことはいたって簡単なモノばかりです。
ただ、その簡単なモノでも継続して続けることは手間がかかりますし、面倒なことでもあります。
その面倒なことを続けるか続けないかで、入居者様の満足度は大きく変わりますので、一度継続的に続けてみてください!!
さて、本日はオーナー様と入居者様のつながりを作るだけではなく、入居者様同士のつながりをつくることまで考えた施策などお伝えしていきたいと思います!!
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1.コミュニケーションボードで親近感をアップさせる
2.入居者参加型のイベントを開催する
3.入居者に入居者を紹介してもらうには
まとめ
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1.コミュニケーションボードで親近感をアップさせる
エントランスにある掲示板を効果的に活用できていますか?
ほとんどの場合、ゴミ出しのルールや注意喚起など、お知らせ程度にしか使えていないのが現状ではないかなと思います。
しかし、「掲示板」を「コミュニケーションボード」と言い換えると、入居者との距離を縮め、信頼感を得るための新たな使い方をできるようになるでしょう。
では、具体的にどのように利用していきましょうか?
大家さんから入居者に宛てたメッセージを刑事しましょう!
世間話のようなものから、風邪の予防策のような一口メモを紹介するのも良い方法ですし、物件の近くにあるお店を紹介するのも良いでしょう。
また、管理会社に管理を任せている場合は、管理会社スタッフの自己紹介を掲載するのも有効的です。
管理会社のスタッフ紹介をするときのポイントは、「入居者の皆さまが快適な生活を送れるように頑張ります!」など抱負を書いておくことと、写真や似顔絵を入れてスタッフの顔を覚えてもらうことです。
このようにすることで、スタッフと入居者の関係も身近なものになり、管理がしやすくなるでしょう。
さらに進化させて、入居者同士が情報を発信する場にしてみたり、コミュニケーションを深めるためのイベント発信などができると最高です。
ぜひ、大家さんの物件でもコミュニケーションボードを活用して、交流を図ってみてください!!!
2.入居者参加型のイベントを開催する
ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ったことはありますか?
テーマパークは誰もが「ワクワク感」を感じることでしょう。
そして、賃貸経営においても「ワクワク感」を演出することが安定経営になるのです。
そして、この「ワクワク感」を演出する上で、最も簡単な方法が【季節感を演出すること】です。
七夕飾りやクリスマスツリーを飾るだけで、入居者には楽しんでもらうことができます。
その他にも、お正月、ひなまつり、ハロウィンなど季節の行事はたくさんありますので、大家さんの物件で四季を感じる演出をされてみてはいかがでしょうか。
そして、この季節感の演出には「参加型イベント」をするのも効果的です。
例えば、七夕飾りをエントランスに飾るだけではなくて、短冊を入居者に書いてもらうことで、入居者参加型のイベントに早変わりします。
他にも、クリスマスツリーの飾りつけを入居者にしてもらうことでも、入居者参加型イベントにすることもできますし、お正月には餅つき大会を企画したりするなど、入居者参加型イベントを企画するチャンスは意外にもたくさんあります。
この時に注意して頂きたいのは、強制参加のような押しつけがましいことはしないこと。
あくまでも自由参加で、入居者が楽しめる環境やイベントを企画するだけにしましょう。
3.入居者に入居者を紹介してもらうには
ここまでのことを実践して、大家さんと入居者の信頼関係ができてくると、入居者から自分のことを話してくれるようになるでしょう。
それがきっかけで、「友人が部屋を探しているから空いている部屋があれば紹介してほしい」という話になり、仲介業者に依頼せずに成約できたという事例もあります。
このように普段から誠実でホスピタリティーあふれる管理を心がけていれば、入居者に入居者を紹介してもらえるチャンスが生まれます。
なので、入学や進学のシーズンなどには「お友達紹介キャンペーン」と銘打って、積極的に働きかけてもいいでしょう。
紹介者には図書券などをお礼に差し上げると、きっと喜んでもらえるでしょう。
自分が満足している商品を他人に勧めたくなるという人間の性質を利用するためにも、入居者にもっともっと満足してもらって、大家さんの物件を推薦してもらいましょう!!
まとめ
これまで紹介したことを実践することで、何も空室対策をしないときよりも確実に成約率は高まっていることでしょう。
そして、満室になったとしても気を抜かず、より一層空室対策に力をいれて頂きたいです。
満室こそが最大の空室対策になります。
本日紹介させて頂いた空室対策は、空室を埋めるための方法でもありますが、少しでも長く住んでもらうための方法でもあります。
日本の人口が減少し続け、賃貸物件が増え続けている今現在では、仲介業者に任せれば安心という時代は終わりました。
たくさんの物件を見ている中で、これから求められるのはコミュニティではないかと常々感じます。
「住まいがあればいい」ではなくて、「どんな体験をできるのか」を求める入居者が若い世代を中心に増えてきています。
近年、シェアハウスが流行になっているのも、この時代背景があるからです。
設備を整えることももちろん重要な空室対策ですが、一度人と人がつながるコミュニティづくりを感がられてみてはいかがでしょうか。