賃貸マンションに内見が来ても入居者が決まらないときに見るチェックポイント 2017年1月23日 8:00 AM
おはようございます。サムズアップの小西です。
これまでのブログで、入居率の上がる取り組みをご紹介させて頂いています。
そして、これまでに同じような取り組みをしたけど、なかなか入居が決まらないというオーナー様もいらっしゃるかと思います。
確かに、これまでご紹介させて頂いたことを実践して頂くことで確実に入居が決まるというわけではございません。
内見者への心遣いは、オーナー様の物件の魅力を最大限に引き出してくれています。
では、なぜ決まらないのでしょうか。
もしかすると、ちょっとした部分を見逃してしまっていたり、勘違いをしていることがあるかもしれません。
今回は見逃してしまいがちな箇所やうまくいかないパターンをご紹介させて頂きます。
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1.内見には来てもらえるけど決まらないとき
◆共用部が汚れている
◆ポップを貼りすぎている
◆部屋と家具の雰囲気が一致していないモデルルーム
◆照明がない
2.まとめ
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1.内見には来てもらえるけど決まらないとき
リノベーションをして、人気の設備を導入することで問い合わせがどんどん増えてきた。
そろそろ入居が決まるだろう・・・と思っていたのに、なかなか空室が埋まらないということはあると思います。
なぜ決まらないのか分からないというのがオーナー様の本音ではないでしょうか。
そんなときに一度チェックして頂きたいポイントがありますので、ご紹介させて頂きます。
◆共用部が汚れている
①ゴミ置き場に注意する
ゴミ置き場やポストの下に設置しているゴミ箱は特に注意してください。
ネット(網)でゴミ置き場を作っている物件も多いですが、ネットだけでは清潔にしておくことはできません。
専用ストッカーを用意して、こまめに掃除することを心がけてください。
また、集合ポストが古びてチラシが溢れていると、すさんでいるような印象を持たれてしまいます。
なので、チラシを捨てるためのゴミ箱を設置したり、空室のポストにはチラシが入らないようにプレートやガムテープを貼り付けるなどして、投函できないように工夫していきましょう。
②電球や蛍光灯が切れていないかをチェックする
エントランスが暗いのは禁物です。
午前中やお昼の時間帯だと特に気にはならないのですが、夕方以降に内見に来て下さるお客様もいらっしゃいます。
案内していてもオーナー様の物件が真っ暗になっていては、内見者の印象も最悪です。
暗くて不安を感じる物件と、明るくて安心感を与えてくれる物件と、どちらに住みたいですか?
夕方以降に物件に足を運び、電気がついているのかどうかの確認は定期的に行ってくださいね!
③エントランスや廊下に入居者の私物を置かせない
ベビーカーや傘、段ボールなど、入居者の私物が部屋の前に置かれている物件をよく見かけます。
私物を廊下に置かれてしまうと、内見者に入居者の質が悪いのかな・・・と悪い想像をされてしまいます。
もし廊下に私物を置かれている入居者がいるならば、注意分を入れて、室内に入れてもらうようにして下さい。
それでも室内に入れてくれないという場合は、玄関に傘立てを設置してみたり、荷物をかけれるような壁掛けフックなど設置しても良いかもしれません。
④まとめ
エントランスはマンションの顔となる部分です。
人の第一印象が出会って数秒で決まっているのと同じように、マンションの第一印象もエントランスで決まります。
なので、そこが汚れていれば、たとえどんなに良い部屋だったとしても内見者に良い印象を持って頂くことは難しいです。
たとえ、お部屋が魅力的であっても、エントランスが汚れていれば魅力は半減してしまいます。
お部屋だけ清潔にしておけばいいというわけではなくて、共用部にも気を配っていきましょう。
◆ポップを貼りすぎている
お金をかけずに手軽にできる空室対策として、ポップを貼り付けるというものがあります。
なので、つい室内のあちこちにアピールポイントを書いたポップを貼り付けてしまいがちです。
しかし、普通のエアコンにアピールポイントを貼ってみたりなど、ポップをつけすぎてしまうと内見者に不快感を与えてしまうことがあります。
一方で、ポップが少なすぎても物件の魅力が内見者に伝わらず、物足りなさを感じられることもあります。
長所をポップにまとめて、貼り付けるのはもちろん実践して頂きたいことです。
ですが、「あたりまえ」と思われていることを紹介しすぎると逆効果になるのでご注意ください。
では、どれだけポップをつけたらいいのか分からないという意見を頂戴することもあります。
そんな時は、家族の皆さまやご友人の方に一度部屋を見て頂いても良いかと思います。
何枚ポップを貼るのかが大切なのではなくて、内見者に不快感ではなく安心感を与えられるかどうかが大切なのです。
ですので、自分一人で判断するのではなくて、周りの皆さまと一緒に空室対策に取り組むことをオススメさせて頂いています。
◆部屋と家具の雰囲気が一致していないモデルルーム
空いているお部屋に家具や小物をレイアウトして、入居後のイメージを持ってもらうことで成約率は高くなります。
そして、成約になったら家具を次の部屋にレイアウトして・・・というように一つ家具を買うと使いまわすことができるので、比較的安い金額で空室対策をすることができるわけですね。
しかし、頑張る方向性を間違ってしまうオーナー様もいらっしゃいます。
例えば、学生向けのマンションに豪華な家具を置いていたり、ワンルームの真ん中にソファが置いてあったりなど。
ネットに掲載されている写真では良く見る光景ですが、それがオーナー様の物件と釣り合っているのかを考えておくことも大切です。
つまり、現実感のない家具を設置するのではなく、生活感をイメージできる家具を設置されることをオススメしています。
例えば、棚や体が全部映る鏡、カーペットなどが効果的かと思います。
なぜなら、「この部屋ならこんな生活ができるんだ!」など暮らしの参考になるからです。
豪華な家具を設置すればいいというわけでなく、身の丈に合った生活を想像してもらえるような家具を置いていきましょう!
◆照明がない
エントランスの電気のところでも、ご紹介させて頂きましたが部屋にも照明はあった方がいいでしょう。
内見の時に、部屋はきれいに保たれていても部屋が暗くてよく見えないというのでは意味がありません。
ブレーカを上げたら部屋の全部の照明がつくようにしておきましょう。
部屋の照明はオーバーが設置する義務はありませんが、内見者に好印象を持って頂くためには欠かせない対策となるでしょう。
照明は1つ3000円ほどで販売されているので、費用もそんなに掛かりません。
設置して、すべてのスイッチをオンにしておくことだけですので、オーナー様の負担がふえるわけでもありません。
入居が決まれば、空いている部屋に使いまわしてもいいですし、そのまま入居者にプレゼントしても構いません。
2.まとめ
いかがだったでしょうか。
オーナー様ご自身の賃貸マンションを振り返ってみて、該当するところはありましたでしょうか。
内見者も毎日生活する部屋を選ぶということで、部屋を決めることに慎重になっています。
だからこそ、照明をつけてみることや、エントランスの清掃をきっちり行うことが影響してくるのです。
内見者にオーナー様のマンションに入居することで、どんな生活を送ることができるのか。
この部分をイメージしてもらうことができれば、成約率はぐっと上がることでしょう。
空室対策を実践するときに忘れてはいけない視点として、持っておいてくださいね。
次回のブログでは、リフォームしたのに決まらないときのチェックポイントをご紹介させて頂きます!