周辺地域の調査が空室対策になる理由 2016年10月31日 8:00 AM
おはようございます!サムズアップの小西です!
これまでのブログを実践して頂くことで、オーナー様の賃貸マンションの空室は埋まっていくことだと思います。
ですが、空室対策をする前にしておくべき大切なことがあります。
今日はその空室対策を実践する前に是非ともやって頂きたい大切なことをご紹介します。
*************************************
1.立地・環境の調査
2.周辺物件の調査
まとめ
*************************************
1.立地・環境の調査
まずやって頂きたいことは周辺環境の調査です。
最寄駅から物件までの間はもちろんのこと、大家さんの物件の周辺なども調査してください。
例えば、郵便局や銀行、役所、学校、病院、公園、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、生活していくうえで必要と思われる施設をピックアップしていくのです。
そうすることで、街の特性や大家さんの物件に住んで便利なこと、不便なことを知ることができます。
リクルートの行った調査によると、部屋を探している人の多くは近隣に「スーパー」や「コンビニ」を求めています。
また、「治安の良さ」も街の特性として求められているのが特徴です。
他にも、ファミリー層では他の層よりも「病院」「公園」「学校」などを重視する傾向があります。
チェックが終わったら地図にして、パッと見たときに分かりやすいように工夫してみましょう!
この地図は、これから行う物件の客観的な評価に役立つとともに、内見者にお渡ししても喜ばれます。
そして、ここまでできれば、大家さんの物件のある地域の特性が分かるので、どの層に向けて募集をかけていけばいいのかが分かるようになるでしょう。
2.周辺物件の調査
周辺物件を調査するときに、チェックして頂きたいポイントは4つあります。
1つずつ紹介していきます。
1)管理状態
分譲でも賃貸でも、新しくても古くても関係ありません。
なるべくたくさんの物件を見ることが大切です。
見るポイントとしては、植栽・エントランス・設備・建物のカラーなどです。
他にも、掃除が行き届いているか、集合ポスト周辺にチラシが散乱していないにも注意してください。
そして、参考になりそうな物件は怪しまれない程度で写真も撮っておきましょう!
他の物件を観察することは、自分の物件を客観的に見る目を養うのに役立つでしょう。
2)賃貸物件の空室状況
これが一番大事かもしれません。まわりの競合物件にどれくらい空室があるのか知ることができます。
これらの情報を知っておくだけで、大家さんの物件の空室を埋めたいとき、どのような対策が有効なのかを知ることができるようになります。
気になる賃貸物件の空室の調べ方についてご説明します!
入居募集の看板があればすぐに分かりますが、看板がないケースも多いです。
そういうときは見分け方として、ガスメータの下にあるレバーが横になっているかどうか、集合ポストにテープが貼ってあるかどうか、玄関ドアに水道局のしおりが下がっているかどうかを確認してください。
他にも、電気メーターが回っているかどうか、ベランダにカーテンがあるかどうか、物干し竿があるかどうかもポイントになります。
3)競合物件の内見
「そんなことしていいの?!」と思われた方も多いのではないでしょうか。
しっかりと段階さえ踏めば、何も問題はありません。むしろ、どんどん内見に行ってください!!
内見する方法として、仲介を頼んでいる不動産屋に頼んで、競合の物件を内見させてもらうか、面識のない不動産屋で借りるふりをして内見するなど、方法は意外とあるものです。
そして、家賃の相場や住みたい物件と住みたくない物件の差を知ることができますし、不動産屋がどのように紹介しているのか、その手順やポイント、接客の善し悪しなど勉強になることばかりでしょう。
4)分譲マンションの見学
分譲マンションは是非とも見学して頂きたいところです。
ただし、口車に乗って買ってしまわないように注意だけしてください(笑)
なぜ分譲マンションなのかというと、最新の設備を知ることができますし、「買わせるための部屋の見せ方」を学ぶことができます。
まとめ
大家さんの物件の周辺調査をする意味をご理解いただけたでしょうか。
ご自身の物件にだけ目を向けていては、なかなか空室は埋まらないでしょう。
多額の投資をしてリフォームしてもなかなか入居付けできないのも、今日紹介させて頂いた周辺のことを全く分かっていないからでもあります。
競合がたくさんある中で、大家さんの賃貸マンションに入居者を入れたいなら、まずは敵を知りましょう。
そして、その敵に勝つためにはどういう戦略で行けばいいのかを考えましょう。
それが、一番の空室対策になることと思います。