経営の極意~建物管理のポイント~ 2014年7月10日 9:29 AM
・鉄骨造
鉄骨造は他構造の建物とチェックするポイントが変わって
きます。
特に注意すべきポイントが“コーキング”です。鉄骨造でも
特に外壁をALCで仕上げている建物は注意が必要です。
この構造の場合、外壁材(ALC)を接合しているのは
コーキングです。一般的なコーキングは経年と共に劣化
していきます。特に風雨や日光にさらされる箇所については
劣化が著しいです。このコーキングが痩せて割れてくると、
雨漏れの原因になります。
また、その外壁材自体も日光が直接当たるような場所では、
劣化が進み、割れてきます。その割れから外壁材の中に
水が回ると、中の金属が錆びて大変なことになります。この
外壁材も指で触って粉のようなものが指に付着すると、劣化が
進んでいるということになります。
あとは、鉄部などは他構造の建物と同じようにチェックが必要
です。
今では、このようなALC材でも長寿命のコーキングや外壁材と
コーキングの上から塗る塗料で、長寿命の材料がいくつか
出ています。修繕の際は、そのような工夫をすることで建物を
より良い環境で維持管理していくことができると思います。