北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

経営の極意~管理のカタチ~ 2014年6月14日 12:01 PM

経営を管理する上でよくあることが、空室を埋めるために

家賃を下げている、というケースです。経営管理から考えると

家賃の設定の方法は2通りあります。

一つ目が、相場家賃から決める、という方法です。これは

オーソドックスな方法で、周辺の賃貸マンション、アパートで

類似物件(競合物件)がどのような条件で募集をしているのか、

ということを調べて、その相場からご自身の賃貸不動産の家賃を

決めるという方法になります。

二つ目が、手取り収入から決める、という方法です。経営を管理

していると、年間の想定収入から家賃をどこまで下げても大丈夫か、

これ以上下げると経営が困難になる、という数字がみえてきます。

ですので、その数字を理解して、その範囲内で家賃を設定する

という方法もあるのです。しかし、相場からかけ離れた高い設定は

論外です。ですので、どちらかと言うと、家賃設定における最低

家賃を決める方法としては最適です。

仲介不動産会社の営業マンの言うがままに家賃を下げる

のではなく、経営計画にのっとって家賃の下げ幅を決めておく、

ということが大切です。そうすれば、空室が増加した、家賃が下がった

と嘆くこともなくなります。

このように、賃貸経営をどの視点でみるかによって、同じ物件でも、

経営戦略が変わってくるのです。