経営の極意~管理のカタチ~ 2014年6月9日 5:21 PM
③入金管理は文字の通りで、入居者からの家賃の管理を
することです。今は滞納リスクも滞納保証会社を活用する
ことで、大幅に削減できます。
昔の賃貸経営では、入居者さんがオーナーさまや管理人に
直接手渡しで家賃を持って行っておりました。それが、今では
銀行振り込みになり、銀行口座引き落としになり、という形で
変化しております。このような変化も影響して、入居者さんと
オーナーさまが昔のように顔を合わせて、互いに様子を伺う
ということがなくなりました。何も考えずに賃貸住宅を経営
していると、入居者さんとの関係は益々薄くなる一方です。
だから、運営していく中で入居者さんとコミュニケーションを
とれる場をしかけていくことが重要になってくるのです。
ですので、入金管理ということは業務としてほぼ少なくなって
きているのが現状です。ただ、滞納保証会社の仕組みに
よっては、滞納が発生したら○○日以内に事故報告をして
下さい。そうでないと保証ができません、という会社もあります
ので、その点での管理は必要になります。
滞納督促業務の手間は省かれますが、注意が必要なことが
滞納リスクと入居者トラブルリスクは別物ということです。滞納
リスクは保証会社で回避することができるとしても、その入居者の
質を見極めないと、他の入居者とトラブルを起こし、良い入居者が
出ていってしまうということにもつながり兼ねません。ですので、
滞納保証会社に加入する一方で、その入居者本人の属性を
見極めていく、ということは今後も継続していくべきかと思います。