北岡剛介のブログ 優良な資産継承物語

キャッシュフローツリーを毎年作成し、

経営を分析していくことが大切です。このように

分析をしていくことで経営状況の推移がみえて

きます。

この分析をしていく中でそれぞれポイントとなる指標が

あります。それについて簡単にご説明させて頂きます。

(安全性)

①安全率=税引き前CF÷借入返済額 ⇒ 1.3以上

 ※土地活用の場合は、計画当初で1.5以上は必要です。

②返済比率=借入返済額÷マンションの潜在的な総収入×100 ⇒ 50%以下

 ※計画当初で40%前後、既存の経営でも50%前後を目安に

する必要があります。

③損益分岐点=(運営費+借入返済額)÷マンションの潜在的な総収入×100

 ⇒ 70%

④運営費比率=運営費÷マンションの潜在的な総収入×100 ⇒ 15%~25%

 1)ビルメンテナンス費=10~15%

 2)リフォーム積立金=5%

 3)管理委託料=5%

 ※ビルメンテナンス費については、EVのない物件で10%前後、EVがある物件

で15%前後を基準と考えます。

 ※合計が30%を超えると危険な状況ですので、

運営費の削減などを検討する必要があります。

このように、安全性についての指標をもとに

経営のどこに問題があるのかを分析していきます。

キャッシュフローツリーを作成することで問題点が

全て浮き彫りになってくるのです。